今日は震災の日…
あれから何年経っても忘れる事はないだろう…。
一週間前、中学の頃の親友達と飲んでいた。帰り道の途中で一人が呟いた。
「もう今年で十一年になるんやな。あいつらが死んでもうて…」
彼の言葉を、皆黙って聞いていた。
ちょうど亡くなった一人の家があった辺りの近くだった。
今では駐車場になってしまって、名残も無い。
ちょっと変わり者だったが、憎めない奴だった。
他の奴らも、良い奴ばかりだった。
彼らがこの世界から居なくなって十一年経った。
彼らの生きていた形跡は、もうほとんど残っていない。
でも、皆の心には彼らとの思い出が残っている。
それが彼らの生きていた証なんだろう。
それは、これからも変わらないだろう。
きっと…。
忘れないからな!